シマノが展開するジギングロッドの定番シリーズ「グラップラータイプJ」の中でも、世界の大物をターゲットに設計されたハイパワーモデルがS56-7です。350gまでのジグに対応し、PEラインは最大8号、リールサイズは10000〜20000番を推奨。水深180m以上を想定し、30kgクラスのターゲットをも余裕をもって攻略できるよう設計されています。国内のブリやヒラマサはもちろん、海外遠征での大型魚との真っ向勝負にも十分に応えるスペックを誇ります。
シマノ グラップラータイプJ S56-7の特徴
S56-7は、深場や強い潮流下でもジグを正確に操れるレスポンスと、ビッグターゲットを制御する強靭なパワーを両立したモデルです。6フィートを切るショートレングスは、高負荷時にアングラーが受けるストレスを軽減し、強烈なファイト中でも安定した操作性を発揮します。レギュラーファストテーパーのアクションはジグを確実に動かすことに優れ、重めのジグを用いたハイピッチジャークでもスムーズに追従。深場攻略に欠かせない高精度なジャークを支えます。
ブランクスはシマノ独自の「スパイラルX」と「ハイパワーX」を搭載。スパイラルXはブランクス全体のネジレや潰れを防ぎ、パワーロスを抑えつつレスポンス性能を高めます。さらにハイパワーXが外層をX状に締め上げることで剛性を強化し、ファイト中に発生するブレを抑制。結果として、ジグ操作時の正確性と、大型魚とのやり取りにおける安心感を兼ね備えた一本に仕上がっています。
また、S56-7には「Vホールドグリップ」と「ロングフロントグリップ」が採用されています。Vホールドグリップは断面をV字にカットすることで握り込みやすさを追求し、ファイト時にしっかりと力を込められる仕様。さらにロングフロントグリップが両手でのジャークやホールドをサポートし、長時間の使用でも疲労を抑えて安定感を高めます。加えて、ヘビーモデルに必須のラバーギンバルを標準装備し、激しいファイトにおいてもロッドの保持が安定するよう設計されています。
グラップラーシリーズは「ジャーク・レスポンス・強度」という三本柱を進化させながら、多彩なフィールドに対応するグローバルスタンダードを追求してきました。S56-7はその中でも特に強靭なパワーと操作性を両立した一本であり、日本近海のタフなシーンから海外遠征でのモンスタークラスとの対決まで、幅広く活躍します。高いコストパフォーマンスと信頼性を誇るグラップラーシリーズの中核的存在として、ビッグターゲットに挑むアングラーの強い味方となるでしょう。
グラップラータイプJ S56-7のインプレ
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