近年ますます注目を集めるスーパーライトジギング(SLJ)の世界において、ドテラ流しやキャスティングを駆使した広範囲の攻略を実現する一本が、シマノの「オシアジガーリミテッドSLJ S610-0」です。軽さ、感度、操作性、そのすべてが高次元で融合したこのモデルは、SLJの新たな可能性を切り拓くために生まれました。
オシアジガーリミテッドSLJ S610-0の特徴
S610-0は、シリーズ中で最も長い6フィート10インチのリーチを持つロングレングスモデルです。基本性能はS62-0と共通で、ジグウェイトは最大100g、水深は60mプラスアルファを想定。ロングロッドならではの操作距離とキャスト性能により、広範囲をカバーする釣りに最適化されています。特にドテラ流しやアンダー・サイドキャストでの攻略に優れており、近年人気の高まるサワラ狙いのブレードジギングにも対応します。
ロッド本体には、シマノが誇る高強度・高弾性カーボン素材M40XとT1100Gを適材適所に採用。軽量化と細径化を極限まで追求しながらも、ネジレや潰れに強いスパイラルXコア構造を採用することで、ブレの少ない高精度なジグ操作を可能にしました。ブランクスはチューブラー構造で、しなやかな曲がりと瞬発力ある反発を両立。軽量ジグの操作を得意とし、反応の少ない魚にも繊細かつ的確なアプローチが可能です。
操作性に大きく貢献しているのが、ジギングロッドとしては異例のカーボンモノコックグリップの搭載です。この中空構造のグリップは、振動伝達性に優れ、潮の流れや魚の追従など水中の些細な変化までも手元にクリアに伝えます。多面体形状とサイドフラットデザインにより脇挟みもしやすく、長時間の釣りでも安定感のあるジャークを維持。まさにSLJにおける“感覚で操る”釣りを可能にするグリップです。
ガイドには、3Dテクノロジーで成形されたXガイド3Dチタントップ(ゴールドI.P.仕様)と3Dチタンガイドを搭載。軽さと強さを兼ね備えたチタンフレームは、ラインの抜けをスムーズにし、トラブルを最小限に抑えながら快適なフォールアクションを演出します。ガイドフットも短く設計されており、ロッドのスムーズな曲がりを邪魔せず、よりナチュラルなアクションをサポートします。
リールシートには、細身・軽量で段差のない設計が特徴のパーフェクションシートXTを採用。CI4+素材により高い感度と軽さを実現しており、手に馴染むフィット感でアングラーの集中力を維持しやすく、ジグ操作の精度も向上します。
グリップジョイント式の2ピース構造を採用しており、持ち運びの利便性にも優れています。適合リールサイズは2500〜4000番。PE0.6〜1.2号程度のラインセッティングとの相性も良好で、近海のフィッシュイーター全般に対応可能です。
オシアジガーリミテッドSLJ S610-0は、広範囲を探る攻めのスタイルに対応し、繊細かつ大胆なジグアクションを実現する次世代のスーパーライトジギングロッドです。軽快なキャストフィールと高精度な操作性、そして驚異的な感度を手に入れたこのモデルが、アングラーの戦略に大きな自由をもたらし、フィールドでの可能性を無限に広げてくれることでしょう。
オシアジガーリミテッドSLJ S610-0のインプレ
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