沖の魚を確実に捉えるためには、誰よりも遠くへルアーを届ける能力が求められます。そんな遠投性能を極限まで高めたロッドが、ダイワのオーバーゼア111Mです。このモデルはミノーやシンキングペンシルをメインに使用し、ただ巻きやリフト&フォールといったアクションで魚を誘うのに適しています。広大なサーフや堤防でライバルよりも一歩先を行く釣りを展開したいアングラーにとって、信頼できるパートナーとなる一本です。
オーバーゼア111Mの特徴
オーバーゼア111Mは、その名の通り「ロングビームモデル」として設計されており、サーフゲームにおいて圧倒的な飛距離を叩き出すことが可能です。全体に癖のない素直な調子を持っており、扱うルアーを選ばない点が大きな特徴です。ミノー、シンキングペンシルといったルアーを使用しても、その動きをしっかりと引き出し、遠くのポイントでもアクションの意図が伝わりやすくなっています。
ロッドの中核を担うブランクには、ダイワ独自のHVFカーボンが採用されています。これはレジンの使用量を抑えることで、より高密度なカーボン構造を実現し、筋肉質でパワフルな性能を発揮する素材です。この素材により、軽さと強さを両立させ、ロングキャスト時でも安心して振り抜ける設計となっています。実際にキャストしてみると、その爽快な振り抜き感に驚かされ、投げているだけで楽しくなるようなフィーリングが得られます。
リールシートには、エアセンサースタンダードシートが採用されています。カーボン素材を含むこのパーツは、軽量化と感度の向上に大きく寄与しており、手元に伝わる情報量が多くなることで、より繊細なルアー操作が可能となります。細身の設計も手にフィットしやすく、長時間の釣行でも快適に使えるよう配慮されています。
ガイドにはKガイドを搭載。糸絡みが起こりにくい構造で、特に風の強い日や向かい風の中でもトラブルを大きく減らすことができます。トップガイドには耐熱性と耐久性に優れたSiCリングが使用されており、PEラインとの相性も抜群。ラインの放出がスムーズで、より安定したキャストが可能となります。
オーバーゼア111Mは、エントリーモデルの位置付けでありながら、非常に高い完成度を誇るロッドです。遠投性能と操作性、そして快適な使用感のバランスが取れており、初めてのサーフロッドとしても、セカンドロッドとしても非常に優れた選択肢となります。沖の魚を確実に狙い、ハイプレッシャーなフィールドでも結果を出すための一本として、アングラーに確かなアドバンテージをもたらしてくれるでしょう。
オーバーゼア111Mのインプレ
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