手軽に始められ、かつ確かな性能で釣果に繋げたい。そんなアングラーの声に応えるべく開発されたのが、シマノの鯛ラバロッド「エンゲツTT」です。基本性能をしっかりと押さえながらも、価格を抑えたコストパフォーマンスモデルとして、多くの鯛ラバファンから支持を集める存在となっています。
エンゲツTTの特徴
エンゲツTTは、鯛ラバゲームに必要な実釣性能を無駄なく凝縮した、まさに“釣るための道具”と呼べるロッドです。ブランクスにはシマノ独自の「スパイラルX」構造を採用。ネジレやつぶれを抑制しながら、軽量でありながらも強度と操作性を兼ね備えた設計となっており、アングラーの意図をしっかりと伝える応答性の高い一本に仕上がっています。
ティップ部には、しなやかさと高強度を両立する「タフテックα」を搭載。このカーボンソリッドティップが、マダイの微細なアタリを明確に伝え、自然な喰い込みを促進。ベリーからバットにかけての粘りのある設計が、マダイの強い引きに対しても追従し、バラシを軽減する役割を果たします。ソリッドティップならではの繊細さが、低活性時や潮が緩い状況でも確実に魚信をキャッチし、安定したフッキングへと導きます。
グリップには、ベイトモデルに「Xシート デュアルガングリップ」を採用。人間工学に基づいて設計されたこのグリップは、手首をまっすぐに保ちやすく、リトリーブ時のブレを抑えて等速巻きを容易にします。特に長時間の釣行でも疲れにくく、アングラーの集中力を長く保つ効果があります。また、Xシートとスパイラルガイドとの相乗効果により、ライントラブルが少なく、ストレスフリーな釣りが可能です。
シリーズとしては、「乗せ調子」と「キャスティング」の2タイプが展開されています。乗せ調子のB69L-S、B69ML-S、B69M-S、B69MH-Sは、それぞれ異なる負荷や水深、潮の状況に合わせたラインナップ。たとえば、小~中型が多く、浅場や低活性時に強いB69L-Sから、ディープエリアや潮が速い状況でも大鯛と渡り合えるB69MH-Sまで、使用するフィールドに応じた選択が可能です。いずれも共通して、ソリッドティップの持つ繊細な感度とクッション性を活かしたオートマチックな乗せ調子で、安心してマダイとのやり取りを楽しめます。
さらに、S610Mはキャスティング専用モデルとして、浅場やバーチカルで反応のない時に横方向から攻めるための一本。マダイが生息する層を広範囲に探ることができるこのモデルは、船の胴の間からでもキャストしやすく、誰も攻めていないエリアを狙えるのが大きなメリットです。ソフチューブトップを採用し、キャストのしやすさとアタリの感知性能を両立させています。
仕舞寸法140cm以下のワン&ハーフ設計により、移動時や収納のしやすさにも配慮されている点も見逃せません。扱いやすく、軽量で、必要な性能をしっかり備えたエンゲツTTは、これから鯛ラバを始めたいという初心者はもちろん、セカンドロッドを求める中級者にもぴったりな1本です。
「コストを抑えながらも、しっかり釣果を出したい」そんな欲張りな要望に応えてくれるエンゲツTT。価格以上の価値を実感できる実戦派ロッドとして、ぜひその手で確かめてみてください。
エンゲツTTのインプレ
シマノのエンゲツTTのインプレを紹介します。
 
  
  
  
  
