都市型河川や干潟でのウェーディングにおいて、遠くの潮目や流速差を素早く探し出し、狙いのレンジを正確に通すために生まれたロッドです。12センチまでのミノーや中型シンキングペンシル、バイブレーションを主軸に、飛距離と感度を高次元で両立。軽快な振り抜きから生まれる直進的な弾道と、着水直前まで伸びるひと伸びで、都市部の限られた立ち位置からでも攻略の幅を広げます。キャストを重ねるほどに情報が集まり、シーバスの居場所が立体的に見えてくる設計思想を体感できます。
ダイワ ラブラックスAGS93MLの特徴
細身でシャープなブランクは高密度のHVFナノプラスを採用し、粘りと軽量化を両立しています。ネジレに強いX45がキャスト時のパワーロスを抑え、オーバーヘッドはもちろん、ペンデュラムやアンダーといった多様なフォームでも同じリズムで振り切れる再現性を実現します。継部はVジョイントを採用し、ワンピースに迫る自然な曲がりで荷重移動が滑らか。細かな力の入力にも素直に追従し、ミノーのジャーキングやトップのドッグウォークなど繊細な操作を軽い力で行えます。
ガイドはカーボンフレームのAGSを搭載。高剛性かつ軽量なフレームがティップの収束を速め、ラインから伝わる微細な変化をブランクへダイレクトに伝達します。風の影響を受けやすい干潟の遠投でもライン放出が安定し、狙いのコースへ素直に飛ばせます。手元にはエアセンサーシートを装備し、手のひらに収まる低重心レイアウトで操作時の無駄を軽減。長時間の釣行でも手首の負担を抑え、集中してキャストとリトリーブを繰り返せます。
感度面では着底やルアーの立ち上がりはもちろん、ローリング主体の大人しいミノーや水押しの弱いシンキングペンシルの挙動変化まで明確に把握できます。これにより流速のわずかな変化やヨレを素早く検知し、潮の効いたラインをなぞる精密なトレースが可能になります。遠投力、コントロール性、真の感度というシーバスロッドの基本性能を凝縮した一本で、都市河川から干潟まで幅広いフィールドで攻めのゲームを組み立てる頼れる相棒になります。
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