サーフフィッシングにおいて、ルアーの多様化や魚種の広がりに対応するためには、一本のロッドに高い汎用性と確かな性能が求められます。そんな複雑で過酷なサーフシーンにおいて、新たなスタンダードとして登場したのが「ネッサエクスチューン S110M/MH」です。軽快さと強靭さを両立し、繊細な操作から強引なファイトまで幅広く対応できる設計は、まさに次世代のサーフロッドと呼ぶにふさわしい仕上がりです。
ネッサエクスチューン S110M/MHの特徴
ネッサエクスチューン S110M/MHは、その名の通りティップ部にMパワー、バット部にMHパワーというハイブリッド設計を採用しています。この組み合わせにより、シンキングペンシルやジョイント系ルアーなど、引き抵抗の少ないルアーを正確に操作するための繊細な感度と追従性を備えつつ、大型フラットフィッシュや青物とのパワーファイトにも対応する圧倒的なバットパワーを両立。まさに一本で多彩な戦略を展開できるロッドです。
ティップには、しなやかでルアーの微細な動きや潮流の変化を手元に伝える「ソフチューブトップ」を搭載。潮に乗せたドリフトやナチュラルなリトリーブが求められるシーンで、確実に魚の反応を捉えることができます。一方、MHパワーのバットは、ヘビーなルアーの遠投や、不意に現れる大型魚とのやり取りでも主導権を譲らないパワーを発揮します。
ブランクスには、シマノの誇る「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」を採用。加えて高弾性かつ高強度なカーボン素材「T1100G」を採用することで、軽量でありながらネジレやツブレに強い設計を実現。風の強い日や波が高い状況でも安定したキャストが可能で、しなやかなティップから力強いバットへとスムーズにパワーが伝達される、洗練されたアクションが特徴です。
また、サーフアングラーの大敵であるライントラブルにも徹底的に対応。バット部には「Xガイド タッチフリーチタン」を搭載し、ラインの整流性を高めることで毛羽立ちやエアノットの発生を大幅に軽減。すべてのガイドを軽量チタンで構成することで、ロッド全体のバランスを整え、長時間の使用でも疲れにくい設計となっています。
グリップには、高い感度と操作性を両立する「ハイレゾタイプのカーボンモノコックグリップ」を採用。多面体の形状が脇挟み時のホールド感を向上させ、リトリーブやファイト時の安定性に大きく貢献。手元に伝わる感度も非常に高く、わずかなアタリや底質の違いも手に取るように感じることができます。
ネッサエクスチューン S110M/MHは、軽快さと粘り強さを兼ね備えたロッドであり、サーフゲームの新たなスタンダードを切り拓く一本です。繊細なルアー操作からパワフルなファイトまで、あらゆる局面で信頼できるその性能は、まさにサーフで戦うアングラーの心強い武器となるでしょう。
ネッサエクスチューンS110M/MHのインプレ
シマノのネッサエクスチューンS110M/MHのインプレを紹介します。
手持ちのネッサエクスチューンS100MH+とネッサXR S110M/MHを生贄(予定)に、25ネッサエクスチューンS110M/MHを召喚w pic.twitter.com/vUuaSJbigY
— ともも (@tomomomo98) August 8, 2025