サーフという広大で変化に富んだフィールドにおいて、常に安定したパフォーマンスを発揮するロッドは、アングラーにとって大きな信頼を寄せる存在となります。シマノの「ネッサエクスチューン S1010M+」は、まさにそんなロッドであり、全国各地のサーフで幅広いルアーに対応する“スタンダード”として位置づけられた一本です。釣り場の地形や季節パターンがつかみづらい状況下でも、アングラーの感覚に応えてくれる総合力を備えています。
ネッサエクスチューン S1010M+の特徴
ネッサエクスチューン S1010M+は、9cmクラスのシンキングペンシルから40g前後のメタルジグまで、幅広いルアーに対応する設計がなされています。そのため、地形変化の少ない遠浅サーフから起伏の激しい深場サーフまで、多彩なフィールドで活躍。推奨リールサイズは4000〜C5000番で、ライトタックルの扱いやすさを保ちつつ、大型魚とのファイトも十分にこなせる設計となっています。
このロッド最大の特長は、軽快さと強靭さの両立にあります。シマノが誇る「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」という2つの高強度構造を組み合わせ、さらに最新素材である「T1100Gカーボン」をブランクスに採用することで、粘り強く、かつ軽量なロッドを実現。長時間の釣行でもアングラーへの負担を軽減し、繊細な操作やパワフルなキャストを支えてくれます。
新たに採用された「Xガイド タッチフリーチタン」は、キャスト時にPEラインがブランクスへ触れることで発生するトラブルを大幅に軽減。高フレーム設計によりラインの整流性を高め、トラブルレスなキャスティングを実現しています。また、すべてのガイドはチタン製とすることで、軽量化と感度の向上を両立。風が強く、ラインが煽られやすいサーフでもストレスなく釣りに集中できます。
グリップには、サーフロッド専用設計の「ハイレゾカーボンモノコックグリップ」を採用。多面体形状により手にフィットしやすく、キャスト時の方向性が安定。また脇挟み時のホールド性も高く、リトリーブ時やファイト時にブレのない操作が可能になります。このグリップにもスパイラルXコアを適用することで、軽さと感度、強度を高次元で融合させています。
さらに、3ピース構造を採用することで携行性にも優れつつ、「マルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)」により各セクションがそれぞれの役割を最大限に発揮。ティップには感度と軽さを求めた構成、ベリーとバットには強度とパワー伝達性能を重視した構成が施されており、一本のロッドでありながら状況に応じた対応力の高さが際立ちます。
ネッサエクスチューン S1010M+は、釣り場や状況にとらわれずに多様な攻め方を可能にする、まさに“オールラウンダー”。激戦区のサーフや未開拓のフィールドでもアングラーに自信と安心感をもたらしてくれる、頼れる相棒となるでしょう。軽快さ、粘り、そしてパワー。そのすべてを兼ね備えた一本が、あなたのサーフゲームに新たな次元をもたらします。
ネッサエクスチューンS1010M+のインプレ
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