ショアから20kgオーバーのターゲットを狙うロックショアアングラーにとって、最も重要なのは不利な状況を覆すだけの「武器」を持つことです。シマノが提案する「コルトスナイパーエクスチューンS95XH」は、そのために設計された一本。ショートレングスの機動力と高強度ブランクスの融合により、操作性・ファイト性能・キャストフィールのすべてにおいて高水準の性能を誇ります。
コルトスナイパーエクスチューンS95XHの特徴
このロッドが持つ大きな特徴は、全体の長さを9.5フィートに抑えたことによるリニアな操作性と、長時間の釣行でも疲労を抑える絶妙なバランス設計です。足場が限られる磯場や、キャスト・ジャークの繰り返しが求められる過酷な状況でも、ロッド操作の俊敏性を維持しつつ、20kgクラスの青物と真っ向勝負できるパワーを備えています。
その核となるのがシマノ独自のブランクス構造「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」。これによりネジレやツブレに対する強度が高まり、ファイト時にはロッド全体でパワーを受け止めながらも、しなやかな粘りでターゲットをコントロール。シャープな操作性を確保しつつ、トルクのあるブランクスがアングラーの入力を余すことなくルアーに伝えます。
S95XHの実力は、ルアー操作の幅広さにも表れています。プラグではダイビングペンシルをキレのあるアクションで操作し、青物のスイッチを一気に入れるような攻めの釣りが可能。一方、100gを超えるメタルジグを使ったジャークでも、潮の流れを切り裂くようなメリハリのあるアクションが生み出せるなど、繊細さと力強さを両立させた調子が魅力です。
さらに、快適なキャストフィールを追求した「Xガイドタッチフリーチタン」を新たにベリー部まで搭載。このガイドは、ラインの放出軌道を安定させる独特のハイフレーム構造により、ブランクスタッチを抑え、飛距離とライントラブルの軽減を両立。特にPEラインをメインとしたロックショアゲームにおいては、その恩恵を実感しやすく、風の影響を受けやすい磯場でもストレスなく釣りに集中できます。
また、グリップ周りにも細かな配慮がなされています。リールシートはロングナット仕様で大型リールとのマッチングに優れ、キャスト時のブレやファイト中のズレを防止。ジャーキングアシストグリップは脇に挟みやすく、ジグやプラグの操作時でもロッドが安定し、疲労を軽減してくれます。Vホールドフロントグリップやエクストリームパワーコントロールグリップといったディテールも、アングラーが最もパワーを必要とする場面で確かな支えとなります。
S95XHは、そのシャープな特性からくる取り回しの良さと、粘り強さによる信頼感を兼ね備え、単にパワーを押し出すだけでなく、繊細な誘いや精密なキャストが要求される場面でも高いパフォーマンスを発揮します。ショートロッドならではの瞬発力を活かし、アングラーにとって不利なシチュエーションを逆にアドバンテージへと変えてくれる一本です。
磯という舞台で限界に挑みたいストイックなアングラーへ。「シャープで粘り強い」というテーマを体現したこのロッドは、確実にアングラーの可能性を広げる頼れる相棒となるでしょう。
コルトスナイパーエクスチューンS95XHのインプレ
シマノのコルトスナイパーエクスチューンS95XHのインプレを紹介します。
新しい竿げっと
25コルトスナイパーエクスチューン
S95XH
S98XXH pic.twitter.com/cai087L3GD— 最弱( ᐛ ) アパー (@sa96xxxx) August 12, 2025