ショアから大型青物やマグロ類を狙う本格的なロックショアゲーム。その中でアングラーに求められるのは、過酷な条件を乗り越え、限られたチャンスを確実にモノにするための道具の信頼性です。「コルトスナイパーエクスチューンS100H」は、そんなストイックなアングラーの挑戦を力強く支える1本として生まれ変わりました。フルモデルチェンジを経て、強さだけでなく「シャープさ」を追求した設計が大きな進化を遂げています。
コルトスナイパーエクスチューンS100Hの特徴
このモデルの開発テーマは「強靱な粘りとパワーでショアを征する」。ただ力任せに大型魚を浮かせるのではなく、アングラーが不利な状況でも主導権を握り、意図通りにゲームを進めるための精度とレスポンスを高めた一本です。推奨リールサイズは5000~14000番、ターゲットサイズは15kgクラス以上を想定し、磯や堤防といったさまざまなフィールドにおいて、その真価を発揮します。
ブランクスにはシマノ独自の「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」を採用。ネジレや潰れに強く、曲げ込んだときに粘りを発揮する一方で、素早い反発力によりキャストやルアー操作時のレスポンスも大幅に向上。特にジグやプラグといったルアー操作においては、ロッドがアングラーの入力にリニアに反応し、意図したアクションをタイムラグなく実現します。これにより、複雑な潮流や風、足場の悪さなど、不利な条件が揃いやすいロックショアでも安定したゲーム展開が可能となっています。
さらに、ライントラブルの抑制に貢献するのが「Xガイドタッチフリーチタン」の存在です。ベリー部にまで採用されたこのガイドシステムは、ハイフレーム構造によりラインがブランクに触れるリスクを大幅に軽減。キャスト時に発生するラインのバタつきや糸絡みといった問題も解消し、より安定した飛距離とトラブルレス性能を実現しています。また、番手ごとの最適配分により、使用するリールサイズやラインシステムとのバランスも最適化されており、実釣時の快適性に大きく寄与します。
グリップ周りの設計にもこだわりが詰まっており、アングラーの操作性と安定性を徹底的に追求。ジャーキングアシストグリップはサイドをフラットに加工し、脇挟み時のブレを抑制。Vホールドフロントグリップは断面をV字型にすることでファイト中のグリップ力を向上。ロングナットは大型リールの装着時にもしっかりとしたホールドを可能にし、エクストリームパワーコントロールグリップは、磯などのハードなファイトにも耐えうる耐久性と操作性を備えています。
S100Hは10ftのレングスで、キャストの飛距離、ルアー操作のしやすさ、ファイト中のパワーバランスなど、あらゆる面で高いレベルのバランスを実現したバーサタイルな一本。特にジグとプラグの両方に対応する設計は、状況に応じて臨機応変なルアーローテーションを可能にし、多様な釣況においてその力を発揮します。
コルトスナイパーエクスチューンS100Hは、強靱さとしなやかさ、粘りとシャープさといった相反する要素を高次元で両立し、アングラーの感覚に鋭く応えるロッドです。ロックショアという過酷な舞台で、ただの道具ではなく「信頼できる相棒」として、アングラーと共に記録級の魚に挑むための一本として提案します。
コルトスナイパーエクスチューンS100Hのインプレ
シマノのコルトスナイパーエクスチューンS100Hのインプレを紹介します。
ショアジギ用にニューロッド買いました コルトスナイパーエクスチューンS100Hです もうちょっと涼しくなったらしゃくりに行こうと思います pic.twitter.com/J2BCl7YU0A
— 朱秀@釣り専用 (@55Db0Sl7nOBvqnd) August 28, 2021