スロージギングの世界において、繊細な操作と高い対応力が求められる中、シマノが送り出す「オシアジガーインフィニティB63-4」は、その両方を兼ね備えたロッドとして高い評価を得ています。近海から中深海までを視野に入れたこのモデルは、ジグの操作性とアングラーの負担軽減を両立し、ジギングの醍醐味を存分に味わえる一本となっています。
オシアジガーインフィニティB63-4の特徴
オシアジガーインフィニティB63-4は、ジグウェイト350gまでに対応し、水深140m前後の速い誘いから、320m付近のスロージャークまでを自在にこなす実力派ロッドです。従来のスロー系ジギングロッドとは一線を画す設計思想により、ジグの動きをより滑らかに、より多彩に演出することが可能となっています。
このロッドの最大の魅力は、全身で力を受け止め、流れるようにパワーを伝達する「フル1ピース・フルテーパー」構造にあります。継ぎ目のないスムーズな曲がりが、まるで波のうねりのように力をジグへと伝え、スロー系ジギングにおけるアクションの幅を大きく広げます。力を込めなくても自然にジグが跳ね上がるような感覚は、まさにジギングロッドの進化形と言えるでしょう。
さらに、ブランクスの設計にはシマノ独自の「スパイラルXコア」構造が採用されています。これにより、細身ながらも高いネジレ剛性と潰れ強度を実現し、ブランクス全体がしっかりと粘りながらも復元力に優れた動きを見せます。アングラーの入力に対して素直に反応し、ジグアクションを忠実に水中へと伝えてくれるため、細かい誘いやイレギュラーなアクションも思いのままです。
操作性の高さはグリップにも表れており、リールシート部には高いフィット感を実現する「フルホールディングシート」を採用。吸い付くような握り心地と安定した操作感が特徴で、長時間の釣行でも疲れを感じにくく、集中力を維持したジギングが可能です。また、カーボン強化素材CI4+を使用することで、グリップ自体の軽量化と高感度化も図られています。
ティップ部には、軽量かつ高剛性を誇るチタン素材の「Xガイド」が搭載されており、ライン抜けの良さやトラブルレス性能にも優れています。ティップが軽量であることにより、ジグ操作時のレスポンスが向上し、アタリへの追従性も高まります。ラインの繊細な動きもダイレクトに感じ取ることができ、特に深場や潮の変化が激しいシーンでは大きなアドバンテージとなるでしょう。
このB63-4モデルは、単にスロージギングの枠に収まらず、ミドルピッチやワンピッチなど多様なジャークにも対応できる汎用性の高さを備えています。バット部の粘りが非常に強く、ファイト時には魚の動きを吸収しながらもしっかりとリフトし、力強く寄せることができます。これにより、釣り上げの安定感が増し、よりスムーズなランディングへとつながります。
シマノが理想とする“ジギングロッドの未来形”を体現したオシアジガーインフィニティB63-4。スロー系ジギングを主軸に置きながらも、さまざまなスタイルに柔軟に対応するその性能は、進化する釣りのスタイルに応える一本です。深場攻略から高活性時の高速ジャークまで、ジグ操作の自由度と感度を高めたいアングラーにとって、まさに信頼のおける相棒となるでしょう。
オシアジガーインフィニティB63-4のインプレ
シマノのオシアジガーインフィニティB63-4のインプレを紹介します。
こないだ竜宝丸のゲキ荒れトンジギで折れたゲームタイプスローjの買替。買ったのはオシアジガーインフィニティB63-4。 pic.twitter.com/bGppAKD7xZ
— さや遠藤 (@sayaendou789) February 22, 2022
あーーー❗️
中深海用にかってしまったオシアジガーインフィニティB634とオシアジガー2001NRHG、それにバークレイのファイアーライン1.5号を600m👌#シマノ#オシアジガー#中深海 pic.twitter.com/TnXLVLGLcz— goose7 (@Goose7Fishing) April 5, 2020

