タフな状況下でもマダイとの出会いを諦めたくない。そんなアングラーの想いに応えるべく誕生したのが、シマノ「エンゲツエクスチューン フィネスモデル」です。フィネスタイラバという新たな戦術を具現化したこのロッドは、繊細かつ精緻な釣りを可能にし、いままで獲れなかった一尾を手繰り寄せる力を持っています。
エンゲツエクスチューン フィネスモデルの特徴
エンゲツエクスチューン フィネスモデルは、特に低活性のマダイが相手となるタフコンディションに対応するために設計された、シマノの中でも特に繊細なタイラバロッドです。潮止まりやスモールベイトパターンといった釣りの難所でこそ、真価を発揮します。わずかな潮流の変化や底質の違い、ルアーの挙動、さらにはマダイのバイトの質まで、すべての情報を手元に届けてくれる高感度設計は、これまでのロッドとは一線を画しています。
極限まで軽量化されたブランクスは、わずか84g(F-B65L-S)という驚異の軽さを実現。この軽さは、長時間の釣行でも疲れを軽減し、集中力を切らさずに釣りに臨むことを可能にします。ただ軽いだけではなく、細径ながらも高強度を誇るスパイラルXコア構造を採用することで、ネジレやブレによるパワーロスを抑制し、しっかりとしたパフォーマンスを保持しています。
アクション設計にもこだわりが詰まっており、ティップからベリーにかけてはしなやかに、ベリーからバットにかけては張りを持たせた調子となっており、感度と乗せ性能のバランスが絶妙です。このチューニングによって、マダイの小さな違和感を弾くことなく乗せることができ、ヒット後はしっかりとした粘りで主導権を握ることが可能になります。
さらに、軽量かつ中空構造のカーボンモノコックグリップ、振動伝達性に優れるコルクグリップ、小口径ガイドやチタンフレームSiCリング、そしてパーフェクションシートⅥといった専用設計のパーツが全体の高感度化に貢献。特にカーボンモノコックグリップから手元に伝わる情報量の多さは特筆もので、水中のあらゆる変化を正確に読み取り、釣りの精度を高めてくれます。
ロッドの軽さと感度の高さは、タックル全体の繊細なセッティングにもマッチします。例えばPEラインを0.6号に細く設定し、回転性能に優れたリールを組み合わせることで、より軽い鯛ラバヘッドでも底取りが可能となり、狙えるレンジや反応の幅が広がります。
シマノのエンゲツエクスチューン フィネスモデルは、フィネスという言葉が単なるライトタックルを指すのではなく、戦略的で緻密なアプローチを可能にするための一つの思想であることを体現しています。まさに繊細さと確実性を兼ね備えた、新時代のタイラバロッドです。
エンゲツエクスチューンフィネスモデルのインプレ
シマノのエンゲツエクスチューンフィネスモデルのインプレを紹介します。

