エクスセンスジェノスB108M+/Rのインプレ

シーバスゲームにおいて、飛距離とパワーを求めるアングラーにとって、ロッド選びは釣果を大きく左右する重要な要素です。特に、遠投性能と正確なキャスト、そしてダイレクトな操作性が求められる場面では、信頼性の高いベイトロッドが求められます。そんな中で登場したのが、シマノのエクスセンスジェノスB108M+/R。ベイトキャスティングモデルとして新たな進化を遂げたこのモデルは、まさにシーバスゲームの可能性を拡張する一本といえるでしょう。

エクスセンスジェノスB108M+/Rの特徴

エクスセンスジェノスB108M+/Rは、全長10フィート8インチというロングレングス設計が特徴のベイトロッドです。この長さがもたらす最大の利点は、圧倒的な飛距離。40g超のトッププラグやヘビーなルアーも楽に投げ切れる反発力があり、中〜大規模河川や磯といった広大なフィールドでの釣りに最適です。特にヒラスズキゲームのような遠投が求められる状況で、その真価を発揮します。

このモデルには、シマノ独自のスパイラルXコア構造が採用されています。高弾性化によって軽さと反発力を向上させながらも、ねじれやつぶれに対する強度を確保。これにより、強風下や不安定な足場でもロッドの挙動がブレにくく、キャスト時の安定感が格段に向上しています。また、素材にはトレカM40Xが用いられており、曲げ込むほどに強大な反発力を発揮。大遠投を支えるブランクス性能を高い次元で実現しています。

さらに、Xガイド(3Dチタン)をティップ部に搭載することで、糸絡みのトラブルを抑えながらスムーズなライン放出を可能にしました。これにより、キャスト精度と飛距離の両立を図りつつ、バックラッシュのリスクも軽減しています。細部にまで配慮された設計が、アングラーにとってストレスのないキャスティング体験を提供してくれます。

また、エクスセンスジェノスB108M+/Rは、ベイトタックル特有のダイレクトな操作性にも優れています。ガイド数が多く、ラインのバタつきを抑えられる設計は、風の影響を受けにくく、キャストやリトリーブの際にルアーの挙動を正確にコントロール可能。加えて、リール位置を考慮したリアグリップの長さや、感度とホールド性を両立したCI4+リールシートなど、実釣における使いやすさもしっかり追求されています。

重めのルアーをメインに使用するアングラーや、シーバス以外にヒラスズキやショアジギングにも対応した汎用性の高いロッドを求める方にとって、エクスセンスジェノスB108M+/Rは非常に魅力的な一本です。ロングキャストを活かした広範囲の攻略、パワー勝負を挑むファイト、そしてベイトタックルならではの精密なルアー操作。そのすべてを高次元で実現するこのロッドが、これからのシーバスゲームに新たなスタンダードを提示してくれることでしょう。

エクスセンスジェノスB108M+/Rのインプレ

シマノのエクスセンスジェノスB108M+/Rのインプレを紹介します。

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