魚の活性が低くベイトが大型化している状況では、ルアーのサイズとアクションの選択が釣果に直結します。そんなシビアな場面で頼れる存在が「コウメ90」です。繊細なアクションと存在感を兼ね備えたこのモデルは、コウメシリーズの中でも特にアピール力に優れた一本で、深めのレンジや流れの強い場所でも確実に魚にアプローチできます。サイズアップしながらも扱いやすさはそのままに、タフな状況を切り開く力を持っています。
コウメ90の特徴
コウメ90は、全長90mm・重量20gのシンキングタイプのバイブレーションルアーです。最大の特長は、その大きめのシルエットながらも軽快な引き心地を実現している点にあります。ボディはミノーライクなスリム形状で、カミソリのような鋭いエッジが水を切り、引き抵抗を極限まで抑えつつも明確な振動をロッドに伝えてくれます。高速リトリーブでは水平姿勢でのアクションを保ち、低速でもしっかりとバイブレーションを生み出すバランス設計は健在です。
このサイズ感は、特にコノシロやサッパなどの大型ベイトが接岸する秋のシーバスパターンで効果を発揮します。また、水深160cm以上のレンジ攻略に長けており、深場に潜む魚に対してもアプローチしやすい仕様となっています。フックサイズは#4、リングは#3と、より大物にも対応できるタフなセッティングで、磯場や沖堤防などパワーゲームが求められる場面でも信頼して使える一本です。
コウメ90の使い方
コウメ90は、深場や強い流れの中をしっかりとトレースしたい場面でその性能を発揮します。例えば、爆風の磯場でミノーでは飛距離が足りない時や、河川の流れが早く軽量ルアーではレンジキープが難しい場面では、20gのボディが力強いキャストを可能にし、狙ったポイントまでしっかり届きます。
基本の使い方はただ巻きで、リトリーブスピードに応じて柔軟にアクションが変化します。速巻きでは水面直下を水平に滑るように泳ぎ、スローではしっかりと水を噛んでバイブレーションを発生させるため、状況に応じて巻き速度を変えるだけで十分に魚を誘えます。さらに、リフト&フォールではフォール中の波動でもアピールが可能で、リアクションバイトを狙うこともできます。
大型ベイトが接岸している秋や、シーバスの活性が高い潮周りでは、アピール力のあるコウメ90が非常に有効です。また、通常モデルに加えヘビーモデルとのローテーションで使えば、飛距離やレンジ、波動の違いを活かした立体的な攻めが可能になります。流れの強い河川や風の強い日、沖堤防や磯場といったハードな環境でも活躍できる、頼れるバイブレーションルアーです。
コウメ90のインプレ
アイマのコウメ90のインプレを紹介します。
今季いちばん綺麗な魚かもしれない
コウメ90 pic.twitter.com/C4cNH4UJBD— はる. (@hal_Nagoyan) November 9, 2021
上のレンジは相変わらずパッとしないので、ボトムレンジを狙ってみた
コウメ90をボトムタッチしながらデッドスローで巻いてくるとドン❗
いいアタリ
しかし目の前でバラシ
見ため60cm級
めちゃショックー
ジョルティにチェンジ
同じようにボトムを巻いてくるとゴン❗
腹パンの63cmGET
つづく pic.twitter.com/DMGSOY3sc9— ちょーさん (@cho_gennikki3) November 26, 2018

