広大なサーフや足場の高い防波堤、大規模河川など、飛距離が釣果に直結するショアキャスティングのフィールドにおいて、アングラーにとって頼れる武器となるのが、シマノの「エンカウンターS110M」です。11フィートというロングレングスにより、圧倒的な遠投性能を誇りながら、幅広いルアーとターゲットに対応する、まさに万能型ショアロッドに仕上がっています。
エンカウンターS110Mの特徴
エンカウンターS110Mは、9〜16cmクラスのミノーや15〜30g超のバイブレーション、トッププラグ、さらには45gまでのメタルジグまでをカバーする幅広い適応力を持つミディアムパワーのロッドです。ターゲットはランカーシーバスを筆頭に、ヒラメ、青物、サワラなどの大型回遊魚までと多岐に渡り、オールシーズン活躍する一本です。
このロッドの中核を成すのが、シマノ独自の「スパイラルX」構造です。カーボンの縦繊維に加えて、内層と外層にそれぞれ斜め方向のカーボンテープを密巻きした三層構造により、軽さを維持しながらも、ネジレや潰れに対する高い剛性を実現。これにより、キャスト時にはブレを抑えて正確な軌道を描き、ファイト時にはロッド全体でしっかりと魚の引きを受け止める、芯のあるしなやかな使用感が生まれます。
特に注目すべきは、その“曲げて楽しむ”フィーリングです。しなやかに曲がりながらも、しっかりと芯が通っているため、キャストのタイミングが掴みやすく、最後まで力強く振り抜ける仕様となっています。これにより、大遠投が可能になるだけでなく、リリースポイントの安定性も向上。ビギナーにとっても扱いやすく、経験者には快適さをもたらす設計です。
操作性を高める要素として、「パーフェクションシートXT」も見逃せません。段差を極力排除したリールシートは手に自然にフィットし、軽い力でもしっかりとホールド可能。長時間の使用でも疲れにくく、高い集中力を維持できます。また、ガイドにはPEライン対応の「ステンレスフレームKガイド」が採用されており、ライントラブルを抑制しつつ、耐久性にも優れています。
「エンカウンター」という名前が示す通り、このロッドはあらゆる魚種との出会い、そしてその先にある釣りの感動を楽しむための道具です。上位機種であるディアルーナとの違いは、カーボンモノコックグリップの有無やラインナップの豊富さにありますが、エンカウンターはその中間機として、性能と価格のバランスが非常に優れています。初めて本格的なショアソルトに挑戦する方から、予備ロッドやサブ機として妥協のない1本を求める経験者まで、幅広い層におすすめできるモデルです。
エンカウンターS110Mは、ただのロングロッドではありません。高い遠投性能としなやかな操作性、そして多彩なターゲットに対応する汎用性を兼ね備えた、まさに“使えるロッド”として、多くのシーンでその実力を発揮してくれることでしょう。釣りにおける新たな出会いと感動を、この一本で体験してみてください。
エンカウンターS110Mのインプレ
シマノのエンカウンターS110Mのインプレを紹介します。
ロッド着弾‼︎
シマノ エンカウンターS110M🥺欲しかったやつは売切れだし、ディアルーナは皆さん使ってるし、、って事で珍しく新品購入🥺込2万切ったしデザインも良し‼︎リールはレガリスLTのコスパタックルで👍🏽 pic.twitter.com/E5BnG1XUSt
— T助 (@Sa5Ka7Na5760) December 26, 2020
はじめて堤防でサワラを釣りました。
タックル
ロッド:エンカウンターS110M
リール:ストラディック4000MHG
ライン:よつあみ x8 スーパージグマン1.0号
リーダー:デュエル カーボナイロン8号
ルアー:デュエル モンスターショット95mm pic.twitter.com/LbPxFfNNT4— ほげお (@From_Tottori) November 30, 2020