磯の強風下でも狙いのラインを崩さず、根際に付くヒラスズキへ正確にアプローチしたい。そんな思いに応えるために生まれたのがダイワ モアザンワイズメン AGS130M-4です。細身で張りのある13フィートブランクが風の影響を最小限に抑え、ロングレングスならではのレンジコントロールと回収の速さを両立します。極細ブランクと軽量高感度のAGSガイドが生む軽快な取り回しは、まるで1フィート短いロッドを操っているかのような感覚をもたらし、一日中のキャストでも疲れにくい設計です。磯場では2ピースのような一体感を発揮しつつ、移動時には小継の4ピースで機動力を高める携行性も備えています。
ダイワ モアザンワイズメン AGS130M-4の特徴
シリーズの核となるのは、感性領域設計システム ESS によって磨き上げられたブランクの復元力と追従性です。曲がりからの戻りが素早く、ティップのブレ収束が早いことでキャストアキュラシーが向上し、サラシの縁やシモリのポケットといったピンを正確に撃ち抜けます。素材はSVF COMPILE-X ナノプラスを採用し、レジン量を極限まで抑えた高密度グラファイト構成がシャープな反響感度と強靭なバットトルクを両立。小さな水押しの変化やショートバイトを明確に伝えつつ、ヒラスズキや不意の青物に対しても主導権を握れる粘りとパワーを発揮します。さらにX45構造がキャストやファイト時のネジレを抑制し、曲がりの方向性を安定させることで飛距離と操作性を底上げします。
このモデルの要でもあるAGS エアガイドシステムはカーボンフレームならではの軽量高剛性により、ラインを通じたわずかな情報をダイレクトにブランクへ伝達します。結果としてルアーの挙動や潮の変化が手元で立体的に描け、風の中でもトレースコースを細かく修正できます。継部にはV-JOINTαを採用し、ジョイントの段差感を排しながらしなやかに一体化する美しい弧を実現。携行性と実釣性能を高い次元で両立します。手に触れるリールシートはAIR SENSOR SEATを装備し、軽量性と剛性、そしてダイレクト感を向上。さらにCWS カーボンラッピングシステムによりガイドやリールシートの固定部を軽量高剛性化し、全体のレスポンスと耐久性を高めています。
13フィートの長さを感じさせない取り回しの良さと、風を切り裂く振り抜け、そして足場の高い磯やサラシの奥を狙うためのレンジコントロール性能。ダイワ モアザンワイズメン AGS130M-4は、もっと遠くへ、もっと楽しく、もっと釣るというコンセプトをロックゲームの現場で具現化する一本です。ピンスポットにルアーを通し、出た魚をいなして寄せ切るまでの一連の動作を軽快に完結させる相棒として、長く使い込むほどに信頼を深められる設計になっています。
モアザンワイズメンAGS130M-4のインプレ
ダイワのモアザンワイズメンAGS130M-4のインプレを紹介します。

