エメラルダスシリーズの中でも、軽量性と操作性を極限まで追求したのが「エメラルダスAIRイカメタル」です。繊細なアタリを感知し、狙ったイカを確実に掛けていく現代のイカメタル・オモリグシーンにおいて、このモデルはまさにハイスタンダードの名にふさわしい一本。その名の通り、まるで空気のように軽く、長時間の釣行でも疲れ知らずの操作性を実現しています。
エメラルダスAIRイカメタルの特徴
エメラルダスAIRイカメタルは、「乗せ」「掛け」「オモリグ」という3つのスタイルに対応する全8モデルをラインナップし、あらゆる釣法と状況に対応できる柔軟性を備えています。シリーズ共通の大きな特徴は、軽さと感度の両立。その中核を担うのが、ダイワの先進技術群です。
まず注目すべきは、カーボンフレームを採用した高感度ガイド「AGS(エアガイドシステム)」の搭載。軽量化と剛性の両立により、ラインを通じて伝わる微細なアタリを余すことなくロッドに伝達します。さらに、ネジレを抑えてパワーと操作性を向上させる「X45」構造が、キャストからシャクリ、フッキングに至るまで安定した操作性を実現しています。
穂先にはカーボンソリッドの「メガトップ」を採用。しなやかでありながら反発力のあるこの素材は、視覚的なアタリの認識だけでなく、手元に伝わる感度も抜群。蛍光オレンジの塗装が施されており、視認性も高く、暗い状況下でもアタリを逃しません。
リールシートには、ベイトモデルには「ゼロシート・キャビティートリガー」、スピニングモデルには「エアセンサーシート・スリムフィット」を採用。どちらも極限まで無駄をそぎ落とした軽量設計で、ロッド全体のバランスと感度の向上に大きく貢献しています。握りやすさにも配慮されており、長時間の釣りでもストレスを感じにくい設計です。
ブランクスには、高密度HVFカーボンにナノアロイ技術を融合させた「HVFナノプラス」を採用。軽量ながらも粘り強く、しなやかさとパワーを両立。これにより、掛けた後のイカの引きにも安定して対応できます。また、「Vジョイント」による継部の滑らかさが、まるでワンピースロッドのような美しい曲がりとレスポンスの良さを生み出します。
各モデルは、それぞれのスタイルに応じた最適設計が施されています。「N65ULB-S」「N65LB-S」はスタンダードな乗せ調子で、繊細なアタリをじっくりと捉える釣りに最適。「K60LB-S」や「K410LB-S」などの掛けモデルは、アクティブに誘って攻めの釣りを楽しみたい方にぴったりです。また、オモリグ対応の「OR63MLB-S」「OR70MLS-S」などは、30〜40号クラスの重量リグでも軽快に扱えるパワーと繊細さを両立しています。
エメラルダスAIRイカメタルは、ただ軽いだけではなく、釣りの本質である“掛ける楽しさ”“感じる喜び”を最大限に引き出してくれるロッドです。初心者からベテランまで、イカメタルやオモリグに本気で向き合うすべてのアングラーにとって、理想的な1本となることでしょう。
エメラルダスAIRイカメタルのインプレ
ダイワのエメラルダスAIRイカメタルのインプレを紹介します。

