エクスセンスMB S88ML-5のインプレは?

都会の喧騒を抜け出し、気軽に水辺へと向かうシーバスアングラーにとって、ロッドの携帯性と本格性能は切っても切れない要素です。そんな中、シマノが送り出すエクスセンスMB S88ML-5は、これまでのモバイルロッドの常識を覆す革新的な一本として、多くのアングラーの注目を集めています。仕舞寸法50cm台というコンパクトさに加え、ハイエンドロッドにも劣らない高性能を実現したこのモデルは、まさに“モバイルするエクスセンス”と呼ぶにふさわしい存在です。

エクスセンスMB S88ML-5の特徴

エクスセンスMB S88ML-5は、自重120g台という驚異的な軽さを誇りながら、仕舞寸法はわずか50cm台。バイクや電車、飛行機など、移動手段を問わず持ち運びしやすく、旅行や遠征にも最適です。とはいえ、このロッドの真価は「持ち運びやすさ」にとどまりません。そのスリムで洗練されたボディには、シマノの最新技術が惜しみなく詰め込まれています。

まず特筆すべきは、シマノ独自のスパイラルXコア構造。これにより、継ぎ数の多さを全く感じさせない美しいベンディングカーブと、芯のあるパワーを両立。港湾や小中規模河川、汽水湖といったフィールドで求められる繊細な操作性と確かなフッキング力を実現しています。軽くて柔軟でありながら、必要な場面ではしっかりと魚をコントロールできる剛性も兼ね備えており、モバイルロッドにありがちな「ダルさ」や「不快な曲がり」とは無縁です。

対応ルアーは、7~12cmクラスのミノーやシンキングペンシル、そして10~30gクラスのバイブレーションなど。シーバスゲームで主力となるルアーにしっかりと対応しており、ポイントや状況に応じた柔軟なアプローチが可能です。8フィート8インチというレングスも絶妙で、飛距離と操作性のバランスが良く、狙ったスポットへの正確なキャストがしやすい点も魅力のひとつです。

また、カーボンモノコックグリップの採用により、さらなる軽量化と高感度化を実現。ロッド全体を通じて手元に伝わる情報量が多く、潮の変化や魚の微細なアタリを逃さず感じ取ることができます。ガイドにはXガイドエアロチタンを搭載。キャスト時の空気抵抗を減らし、飛距離とライントラブルの低減を両立させた構造で、風の強い日でも快適な釣りが可能になります。

そして、細部にまでこだわったエクスフィットシートCI4+や、並継仕様による自然な曲がり、さらには機能的でスタイリッシュな専用キャリングケースなど、実釣性能と利便性を高い次元で融合させた装備も充実しています。特に都会での釣行では、周囲に違和感を与えないスマートな外観も嬉しいポイントです。

エクスセンスMB S88ML-5は、ただのモバイルロッドではありません。従来の「持ち運びしやすいが性能は二の次」というイメージを完全に払拭し、シーバスゲームに求められるすべての要素を凝縮した、まさに次世代のマルチピースロッドです。2ピースにこだわる理由がなくなるほどの完成度を誇るこのロッドは、これからのシーバスゲームにおける新たなスタンダードとなることでしょう。

エクスセンスMB S88ML-5のインプレ

シマノのエクスセンスMB S88ML-5のインプレはありませんでした。

 

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