近海ジギングをもっと自由に、もっと繊細に、そしてもっと快適に楽しみたい。そんなアングラーの理想を体現するのが、シマノの新作ロッド「オシアジガー コンセプトS S62-1」です。2025年秋にリリース予定のこのモデルは、オシアジガーシリーズの中核を担う存在として、ストレスフリーのジギングを追求した意欲作。特に水深20〜70mをメインフィールドに、PE2号前後、ジグウェイト150gまでのジギングにベストマッチする設計となっており、ライトなジグ操作を得意とするアングラーにとって頼れる一本です。
オシアジガー コンセプトS S62-1の特徴
S62-1は、シリーズ中で最もライトなモデルとして位置付けられていますが、その実力は決して控えめではありません。軽快なジャーク性能と抜群のレスポンスを兼ね備え、まるでライトジギングロッドのような軽やかさでジグを操作することが可能です。ジャーク時のロッドのしなやかな動きはまるでムチのようにしなり、魚に違和感を与えない自然なアクションを演出します。
この快適な操作感の要となるのが、シマノが掲げる「3つのS」──Slim(スリム)、Smooth(スムーズ)、Strong(ストロング)という設計コンセプトです。極限まで細身に設計された軽量高反発ブランクスは、少ない力でもジグを高効率に動かすことができ、アングラーの負担を大幅に軽減。さらに滑らかな曲がりはストレスを最小限に抑え、長時間の釣行でも疲れにくく、快適なジギングをサポートします。
また、スピニングロッドとしての強度も抜かりありません。高弾性素材と徹底したバランス設計により、ジグを正確にコントロールできるレスポンス性と、ヒット後に安心してファイトできるパワーを両立しています。バット部分の粘り強さは、急な突込みにも対応し、バラシやラインブレイクのリスクをしっかりと抑えてくれます。
ガイドには軽量かつ高剛性を誇る「Xガイド3Dチタン」が採用され、ライントラブルを軽減しつつ、ブランクスの美しいベンドカーブを実現。フルホールディングシートによってロッドと手の一体感が高まり、どのような握り方でもブレのない操作が可能です。加えて、リールのサイズに応じて調整できる可変フード構造により、6000番から8000番以上のリールまで幅広く対応しています。
さらに、快適なジャークを支える「Vホールドグリップ」も注目ポイントです。V字型にカットされた断面は、手のひらに自然にフィットし、握り込まずとも高いグリップ力を発揮。力強くジャークしても手が疲れにくく、長時間の釣行でも集中力をキープできます。そしてフロントグリップには質感に優れたコルク素材を採用し、吸い付くような握り心地と速乾性で、まさに手の延長のような自然な使い心地を提供します。
オシアジガー コンセプトS S62-1は、繊細なジグアクションを自在に操れる操作性と、安心感のあるファイト性能を兼ね備えたロッドです。ジギングの基本である「ジャーク」の質を一段階引き上げる設計であり、特に喰わせを重視したいシーンや、初めて訪れるフィールドで多彩なアクションを試したいときにこそ、真価を発揮します。ストレスフリーで高精度なジギングを実現したいアングラーにこそ、ぜひ手に取っていただきたい一本です。
オシアジガーコンセプトS S62-1のインプレ
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