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ツクモのインプレと使い方

シーバスフィッシングにおいて、最も見落とされがちでありながら重要なレンジの一つが「水深1メートル前後」です。このシャローレンジには、潮通しや地形変化の恩恵を受けてベイトが集まりやすく、ターゲットであるシーバスが潜む可能性が非常に高いにもかかわらず、適切に攻略できるルアーは限られていました。そんなニッチなレンジに真正面から向き合い、確実に攻め切ることを目的として開発されたのが、ジャッカルのバイブレーションルアー「ツクモ」です。

ツクモの特徴

ツクモは、56mm・11.5gの「TSUKUMO 56」と、66mm・16.5gの「TSUKUMO 66」という2つのサイズ展開で、いずれもシンキングタイプのバイブレーションルアーです。その最大の特徴は、「水深1メートル」を的確にトレースする設計思想にあります。従来のメタルバイブやラトル入りルアーではレンジを維持しにくく、引き抵抗や沈下速度が速すぎてターゲットレンジをオーバーシュートしてしまうことが多々ありました。ツクモは、その絶妙なウェイトバランスとリップレスボディにより、レンジキープ力に優れ、非常に浅い水深でも破綻なく泳ぎ切ることができます。

アクションはタイトなハイピッチバイブレーションで、早巻きでも姿勢を崩すことなく、ナチュラルに魚を誘う動きを維持します。加えて、リトリーブスピードの調整や一瞬のストップ&ゴーにも柔軟に対応し、シーバスがルアーを見切る前にリアクションバイトを誘発させることができます。サイズ違いによるアプローチの幅も広く、フィールド状況やベイトサイズに合わせて最適な選択が可能です。

ツクモの使い方

ツクモの基本的な使い方は、スロー〜ミディアムスピードのタダ巻きです。特に水深1メートル前後のシャローエリアでは、着水直後からリトリーブを開始することで、ルアーをレンジから外すことなくアピールを続けられます。強い流れがあるエリアや、風で水面が荒れている日でも、バランスを崩さずに安定したアクションを維持するため、デイゲームにもナイトゲームにも対応可能です。

また、ストップ&ゴーや軽いリフト&フォールを織り交ぜることで、より変化のある動きを演出することができ、警戒心の強いシーバスにも口を使わせるチャンスを広げられます。特に、岸際の駆け上がりやブレイクライン、牡蠣殻帯など、攻めたいけれどルアーが通しにくいシャローエリアでは、ツクモのレンジキープ力とトラブルレス性能が大きな武器になります。

さらに、カラーラインナップも豊富で、澄み潮から濁り潮まで、様々な状況に対応できるカラーが揃っています。アミパターンやイナッコパターンといったマイクロベイトが多いシーズンでも、ナチュラルに馴染むカラーが選べるため、季節を問わず活躍するルアーといえるでしょう。

ツクモは、水深1メートルという難しいレンジを「狙って釣る」ための、非常に戦略的なルアーです。シャローレンジを軽快に攻め切るこの一本が、これまで獲れなかった一尾を呼び込んでくれるはずです。

ツクモのインプレ

ジャッカルのツクモのインプレを紹介します。